大阪のカジノIR整備計画 政府が14日にも認定の方向で最終調整 横山大阪市長「住民の理解を」
カジノを含む統合型リゾート=IRの大阪への整備計画について政府は近く認定する方向で最終調整に入りました。
この人とっては「待ちに待った朗報」といったところでしょうか。
横山英幸・大阪市長「IRの開催に向けて周到な準備を進めていくために全力を尽くすだけです」
市長就任3日目の大阪市の横山英幸市長。明らかにしたのはカジノを含む統合型リゾート=IRの区域整備計画認定の見通しです。大阪が計画を提出してから1年です。
大阪府と市が設置を目指すIR。大阪湾岸の人工島「夢洲」に建設され、初期投資は1兆円余り。約49ヘクタールの敷地にカジノに加えホテルや劇場、国際会議場などが設けられ、年間約2000万人の来場と1兆1400億円の経済効果が見込まれています。
複数の関係者によりますと、政府は明後日、IR推進本部の会合を開催し、正式に認定する方向で調整しているということです。
しかし昨年9月、政府に計画を認定しないよう求めた市民団体は…。
市民団体のメンバー「市が(液状化対策費)790億円を負担することにしたと言ったが、市民は、市民生活が圧迫される可能性が大きいと思っているんです」
こうした懸念に地元自治体はどう向き合うのでしょうか。
横山市長「これ以上、費用負担が増えないような協議をしていかないといけないし、事業者との協議をしていくつもりです。(Q、費用負担は増えない?)事業者と話し合って費用負担が増えないように取り組まないといけないし、住民理解が進むように説明していきたいと思います」
2029年の秋から冬ごろの開業を目指す大阪のIR。課題が山積するなか、全国初の認定が目前となりました。
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